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ストライキやデモといった社会的動乱で有名なフランス。現在もマクロン大統領が提唱した年金改革案に対する抗議活動が猛威を振るっています。交通機関の混乱は大前提。2023年3月にはゴミ収集業者のストライキが2週間以上続き、パリは一時ゴミであふれかえりました。1万トン以上のゴミが路上に放置され、「花の都」として名を馳せるパリは「ゴミの都」と化しました。
出張等で日本から訪れる方も多いパリ、「滞在中にストライキの混乱に巻き込まれたら・・・」と不安を抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、ストライキ中のパリで生き抜く裏技を現地在住人の目線からお話ししていきたいと思います。
交通機関
ストライキと言えば交通機関の混乱。「10分待っても電車が来ない!」は当たり前の世界になってくることに加え、チケットを既に手配していたのにTGV(新幹線)がキャンセルに…なんてこともしばしば。
移動手段への不安は大きいかと思いますが、地下鉄も路線を選べば問題無く移動が可能ですし、TGVのチケットは払い戻しが可能です。
1番線と14番線を利用する
全部で14ある地下鉄の路線ですが、1番と14番は自動運転。つまり運転手がいないため人がいなくなるストライキの影響を受けません。路線の工事等で夜間早く閉まってしまうということは可能性としてありますが、基本的に始発から終電まで問題無く動いています。特に1番線はパリの中心を東西に走っているので、基本的な観光名所*の行き来にも最適。(こちらも参照いただけます。)ホテル等を予約される際は1番あるいは14番線沿いを選ぶといいでしょう。
*観光地の例
– ルーブル美術館
– 凱旋門
– チュイルリー庭園
– パリ市役所
– バスティーユ広場 等
TGVのチケットの払い戻しを請求する
乗車予定だった電車自体がキャンセル、あるいは1時間以上遅れた場合、以下の条件の下電車の振り替えや払い戻しの請求が可能です。
- SNCFの駅窓口で請求すること(地下鉄では運営が違うため対応してくれません。)
- 乗車予定時刻から24時間以内であること
トラブルが起きても、冷静に対応すれば然るべき処置を取ってくれます。
デモ行進
ストライキと並行して散見されるのがデモ行進。最近では過激的な行動に出るデモ参加者も確認されているため、デモが予定されている場所等には近づかないことを強くオススメします。以下によくデモ行進の出発点・終着点になりやすい場所を挙げておきます。周囲の地下鉄の出入り口が封鎖されることもあるため、この付近のホテルは避けた方が無難です。
- バスティーユ広場
- ナシオン広場
- レパブリック広場
- アンバリッド
- プラス・ディタリー
みなさんの滞在が少しでも快適なものになりますように!
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