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日本人としては当たり前の存在の”畳”。
現在の家に畳はないという方も少なくはないと思いますが、日本人であれば人生の中で一度は畳のある生活を経験したことはあるのではないでしょうか。
”tatamiser(タタミゼ)”という言葉があるほどフランスでも畳は人気。
自宅に畳を備えている知人もいます。
今回はそんな”畳”についてお話ししていきます。
フランスでの畳
フランスでの畳の知名度の高さは、柔道への人気が起因しています。
日本の柔道人口が約20万人であるのに対し、フランスでは現在約80万人と言われており、オリンピックでチャンピオンを出すほど国内で盛んなスポーツになっています。(*1)
私が大学時代に交換留学していた大学では、スポーツ施設が併設されており、授業外の時間で様々なスポーツができるようになっていました。
選択肢の一つとして柔道もあり、サッカーやバドミントンなどの定番人気スポーツに負けないほどの参加者を集めていました。
海外で大人気の畳
現在、和室の現象により畳の国内生産量は大きく減少しています。
農林水産省によると、1996年には2694万枚だったものが2019年には250万枚にまで減少したとのことです。
斜陽産業になりつつある畳に光を与えたのは海外の富裕層。(*2)
大阪市に本社を持つ「TATAMISER(タタミゼ)」は、DX(デジタルトランスフォーメーション)を駆使して畳販売ビジネスを拡大させています。
日経クロステックの取材によると、「2020年の海外売上高は2019年の2倍のペースで伸びている」とのこと。
同社は中小企業基盤整備機構の支援事業としてシンガポールやニューヨークで自社製品を展示。
それをきっかけとして、海外からの注文が増え始めたそうです。
畳を駆使するフランス人クリエーター
冒頭でも触れた通り、フランスでも畳は知名度が高く、日本文化としての人気も高いです。
そんな中、José lévyさんというフランス人クリエーターが2016年にパリで開催されてたインテリアデザインの見本市(maison et objet fall 2016)で畳の家具「moving tatami」を発表。(*3)
イ草や稲わらではなく、和紙で畳を編むという新発想で注目を集めました。
まとめ
フランスでも畳等の日本らしいインテリアを扱うKitoki Décoという会社が好評を博しています。
日本では斜陽産業として扱われつつある伝統工芸品。
海外での可能性に期待大です。
*1:https://www.judo-ch.jp/world/fr/
*2:「タタミ」が海外富裕層に激売れ、伝統産業の手作りDXが効果発揮 | 日経クロステック(xTECH) (nikkei.com)
*3:https://www.roomie.jp/2016/10/353982/
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