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今フランスにおける日本のサブカルチャーマーケットの中で一番大きな市場は「マンガ」市場ですが、実はマンガ文化よりもアニメ文化の方が先にフランスで拡大していきました。
マンガ文化の火付け役としてあげられるのが1990年発売の「AKIRA(大友克洋)」であるのに対し、アニメにおけるそれは1978年に放送された「ゴールドラック(永井豪原作)」と言われています。
今回はこのようにマンガよりも長い歴史をもつアニメ市場についてお話ししていきます!
フランスの日本アニメ史
フランスにおいて日本のアニメが放送され始めたのは1970年代後半のことでした。
上記の「ゴールドラック」に加え「ジャングル大帝」や「リボンの騎士」などが放送されていました。
それまでもフランスアニメが放送されていましたが、フランスの物は1話完結かつマイルドな内容のものがほとんどでした。
その一方で日本のアニメはストーリー展開もあり、バトル要素が強かったことから同時のフランス男子たちに衝撃を与えたようです。(*1)
また、テレビ局としても経済的に日本のアニメはコストパフォーマンスがよく、フランス製の物よりも放送回数が多かったとのこと。
(フランス製が1分で約3万フラン[制作+放送]だったのに対し、日本のアニメは1話[翻訳+放送費]で2万フランという破格の値段でした。)
このような経緯で日本のアニメ文化がフランスに浸透していったのです。
アニメ視聴サイト
現在、フランス人たちがアニメを享受する場合、日本人と同様にやはりNetflixやAmazonPrimeなどの大手配信登録制ストリーミングサービスを利用することが多いようです。
それに加え、よく利用されているアニメ配信サイトとしては以下のようなサイトが挙げられます。
crunchyroll
ADN(Anime Digital Network)
Wakanim
基本的にはどのサービスにおいての月々5€ほどで様々なアニメが視聴可能と言うことで、どれか一つには登録をしているというフランス人も少なくないようです。
さいごに
アニメで日本語を勉強しているというフランス人もく、「はじめまして」という日本語を知らないにもかかわらず「海賊王に俺はなる!」という言葉は知っている、ということも・・・。
マンガ市場に比べると落ち着きが感じられるかもしれませんが、アニメ市場も大きな力を持つ注目市場の一つであることは間違いありません。
*1:http://onepiece.ria10.com/Entry/2758/
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