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以前、大きな可能性を秘めた市場として文房具市場を紹介しました。(こちらからご確認いただけます)
ではなぜ日本の文房具はフランスでこれほどまでの人気を誇っているのでしょうか。
今日は日本の文房具が人気を博している理由について考えてきます！
日本製文房具の魅力とは？
日本が文房具で世界を魅了できるのには以下のような理由が考えられます。(*1)
- 文字や絵を「書く/描く」の文化の発達
文字を書く文化の代表としての「書道」を初め、古代の墨画から現代の漫画に至るまで、日本では「かく」文化が発達してきました。この歴史が文房具の発達に繋がったのです。 - 革新的かつ創造的な製品
ペン型はさみや左利きの人用の便箋、イラストを描くためだけの上質なスケッチブックなど各顧客のニーズに緻密に対応した商品の開発が行われています。 - 耐久性
日本製文房具は長持ちするように設計されており、贈り物やコレクターズアイテムとしての機能も果たしています。 - デザイン性の高さ
「カワイイ」要素だけでなく、シンプルで美しいデザインも実現。包括的なデザイン性の高さが評価されています。 - 価格の手軽さ
日本にいれば当たり前のように100円でこれだけの性質を兼ね備えたペンを買うことができます。
品質の高さに比例しない価格帯はなんといっても魅力的でしょう。
人気商品の例
日本人のアイデアが賞賛された商品の例を以下で紹介します。(*2)
- フリクション
学校では基本的にペンの使用を推奨されるため鉛筆の文化が色濃くないフランス。
修正液なしで書いた文字を消すことができるフリクションはまさに革命的でした。 - ハリナックス
環境意識が高いフランス人たちにとって、針を必要としないホッチキスは待望の商品でした。 - カドケシ
日本でも人気を博したこの消しゴム、フランスも例外ではありませんでした。 - マスキングテープ
元々は絵を描く時用の保護テープでしたが、そのデザイン性の高さや実用性から今では様々な用途が提案され、人気となっています。
宛名消し用のスタンプや動物を形取った輪ゴムなど、他にも枚挙に暇がありません。
まとめ
食料品などと違って輸入規制もなく、重量もかからない文房具。
日本で363円で購入できる蛍光ペン5本セットがフランスでは12.90€で販売されています。
円安という金融の現状も後押しになるのではないでしょうか。
*1：https://zenpop.jp/fr/blog/post/5163/pourquoi-la-papeterie-japonaise-est-elle-populaire
*2：https://www.nippon.com/fr/features/jg00094/
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