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第一四半期の業績が発表され、大手ファッション企業の好成績ぶりが明らかになりました。
それにより、CAC40指数の上昇、他国企業への影響も見られてます。
今回はフランスの経済誌「Capital」で紹介された記事を元に、大手ファッション企業の好成績によるCAC40指数上昇のニュースについてご説明いたします。
CAC40とは
CAC40指数とはフランスの代表的な株価指数で、ユーロネクスト・パリ*に上場されている銘柄の中から、時価総額や出来高が大きく、代表的業種に属する40銘柄によって構成されています。
1987年12月31日の株価を基準値1000とし、時価総額加重平均で算出されています。
*パリにある証券取引所
保険・金融業界大手のAXAや、スーパーマーケットチェーンとして有名なCARREFOUR(カルフール)など、構成銘柄のリストには各業界を牽引する企業の名前が並んでいます。
LVMHの業績向上
LVMHが発表した好業績は、4月13日(木)の欧州証券取引所の開場時に株価を急上昇させ、高級品セクター全体に影響を与えました。ルイ・ヴィトンとモエ・ヘネシーの両者が合併して誕生したLVMH。欧州最大の資本力を誇る大手コングロマリットは、第1四半期の売上高が210億ユーロを突破しました。これは、すでに過去最高を記録した2022年と比べて17%、アナリストの予測と比べても6%の増加です。ファッションや皮革製品に加え、「免税品」の販売やセフォラの売り上げなどがこの好成績に貢献したようです。
パリ証券取引所では、午前9時25分にLVMHが最も好調で、4.40%高の873.40ユーロとなり、史上最高値を更新しました。
専門家によると、この好業績は中国の需要回復の強さと速さによるものだと分析されています。
他企業への影響
LVMHがパリCAC40指数のトップに立ったことを受け、エルメスでは3.32%、ケリングでは2.85%の上昇が見られました。。化粧品大手のロレアルは2.30%、眼鏡大手のエシロール・ルクソティカは1.86%の上昇。パリ指数は7,476.36で3期連続の新記録を樹立しました。
欧州の他の地域では、スイスのリシュモンが3.42%、イタリアのモンクレールが2.60%、英国のバーバリーが1.96%上昇しました。
最後に
岡山に本社を構え、欧州のトップメゾンにデニムを提供する「クロキ」とパートナーシップを提携したことでも話題のLVMH。
日本企業へのポジティブな影響も期待できるのではないでしょうか。
<参考>
– 投信資料館
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