【フランス販路開拓最新情報】日本の技術でパリを”創る”②

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「グラン・パリ(La Métropole du Grand Paris)」計画特集、第2回の今回は目玉計画として絶賛進行中の「グラン・パリ・エクスプレス(Grand Paris Express)計画」ついてお話ししていきます。
(概要等を説明している初回はこちら)

グラン・パリ・エクスプレス(Grand Paris Express)計画

本計画の目玉となるのが、現在はパリ市内に留まっているメトロの交通網を郊外にまで広げる計画です。
現在、絶賛進行中でメトロでは日々工事が行われています。
(ストライキとも相まって、現在パリの交通網は少し複雑になっています。)

グラン・パリ・エクスプレスで増設予定の地下鉄線をイラスト化したもの

イメージイラスト(公式サイトより)

現在14あるメトロに加え、15,16,17,18号線の増設が予定されています。
72の新駅が2030年に完成する予定で、総工費は270億ユーロが見込まれています。(*1)

計画のプロモーション

公式サイトではすでに上のような未来の路線図が載っていたり、未来の時刻表もあるので目的地までの時間を算出することもできます。
(気の早い不動産の中には「未来の18号線から徒歩何分」と記載している会社もあるようです。(*2))
試しに自宅からCDG空港まで調べてみましたが、未来の17号線を使うそうです。
詳細をお見せすることはできませんが、以下のスクリーンショットを共有させてください。

公式によるユニークなプロモーション

スクリーンショット(公式HPより)

現在の交通網との比較や、車で目的地に向かった場合と比べてのCO2の排出量の比較も算出されます。
計画の”見せ方”が興味深いですね。

まとめ

最近は日々工事が行われているため、メトロに乗ると必ずと言っていいほど閉鎖情報が目に付くようになっており、帰宅時には駅が閉鎖されていて帰る手段がないこともありました。
1年以上住んでいる私はもう慣れましたが、出張や観光で初めてパリを訪れる方には少々複雑な現状かと思います。
こまめな情報収集が大切です!

*1:https://ovninavi.com/738news4/
*2:https://note.com/uemma/n/n320510bac300


<追加参考>
https://www.ceevo95.fr/ja/actualites-et-opportunites-jp/30-en-bref/le-portrait-du-val-d-oise

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ゆい

FPMCフランススタッフ。
神戸大学文学部人文学科・社会学専修卒。
ヨーロッパ(フランス)への販路開拓営業やコンサルタント業、展示会通訳やアテンド業務に従事。
パリ在住2年目。兵庫県姫路市出身。

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