スキージャンパー高梨沙羅さん @ スロベニア

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アナザースカイという番組が好きで、よく見ています。
今田耕司さんと中条あやみさんが司会で、毎回ゲストを1人招き、その人の興味深い人生を掘り下げていきます。「海外にある第2の故郷」または「憧れの地」をテーマにトークが進められる番組です。

先週のアナザースカイでは、天才スキージャンパーの高梨沙羅さんがゲストでした。高梨沙羅さんのアナザースカイはヨーロッパのスロベニア。
スロベニアは北をオーストリア、西をイタリア、東をクロアチアと接し、アルプス山脈の南端、ジュリア・アルプス山脈の山々の麓に位置する自然豊かな山岳国であるため、スキージャンプの強豪国であり、競技環境に大変恵まれている為、高梨沙羅さんはスロベニアに住まれています。彼女がスロベニアを選んだ理由は、「もっと強くなりたかった。そのためにはここで暮らすのが一番だと思った」ことだそうです。
政治的には、スロベニアはEU、NATOに加盟しています。

高梨沙羅さんが、スロベニアと国境を接するイタリアの街に自らの運転で買い物に出かけるシーンも。イタリアのスーパーマーケットで笑顔でお気に入りのワインを購入する姿等が映されていました。
スロベニアからイタリアにドライブで国境を超えるシーンもありましたが、それは日本で言う県跨ぎのようなもので、通関もイミグレーションも存在しません。ここからイタリアという看板が一枚立っているだけです。 取材に同行していた番組スタッフも、『(国境は)これだけ?!』って大変驚かれていました。

そうなんです。日本人にとっては国を超えるということは、パスポートや、イミグレーション、通関が必要、海の向こう、遠い世界という印象がありますが、EU加盟国の間ではそんなものは必要ありません。ワインの買い出しに隣の国に車で行ってしまうのがEUです。
EUというのは27の国が加盟しており、それぞれ異なる法律、文化、民族、国家、宗教、言語などを要しますが、経済的には一つの国。
EU内ではヒト、モノ、カネの移動が自由です。 EUの総人口は4億4700万人、GDP(MER=名目)は、約16兆ドル(2020年)と人口は日本の3.5倍、GDPは4倍ととても大きな経済圏です。

文化や食べ物、言葉はそれぞれ異なる魅力を持つものの、経済的にはアメリカに次ぐ世界第2位の経済圏であるEUというエリアと初めてお仕事をしたのは私が30歳の時。以来、EUの可能性と魅力に憑りつかれ、今までヨーロッパとのビジネスを続けてきました。
ヨーロッパの事をよく知らないという日本の方は多いと思います。一度、展示会の視察等でもいいので、ぜひヨーロッパを訪問してみて、その可能性を肌で感じてみてください。 必要であれば、弊社で視察のアテンド対応を指せていただきます。

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