【パリオリンピック2024】パリオリンピック・パラリンピック公式マスコット、その名も「フリージュ」

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約一年後にオリンピックを控えるフランス。
4年に一度のスポーツの祭典を盛り上げるにあたり、公式マスコットたちは1968年のグルノーブルオリンピックから重要な役割を果たしてきました。
東京オリンピック2020でも「ミライトワ」と「ソメイティ」が活躍していましたね。
今回はパリオリンピック2024の公式マスコットとして活躍が期待される「フリージュ(Phryge)」を紹介します!

フリージュとは?

フリージュとは小さな赤い三角形の帽子「フリジア帽」のことで、「自由と愛国心の象徴」として知られています。(*1)
本大会の公式マスコットはこの「フリジア帽」がモチーフとされており、オリンピックとパラリンピックでほぼ共通のデザインになっていますが、パラリンピックのキャラクターは右足が義足になっています。

Visuel 3D des 2 mascottes de Paris 2024. Appelées "Les Phryges", ces deux petits bonnets phrygiens sont rouges avec l'emblème des Jeux Olympiques sur le ventre pour l'un et avec l'emblème des Jeux Paralympiques pour l'autre (celui-ci a une lame prothétique à la jambe droite).3D visual of the 2 mascots of Paris 2024. Called "The Phrygians", these two small Phrygian caps are red. One of them have the Olympic Games emblem on the belly and the other one have the Paralympic Games. The Paralympic mascot has a prosthetic blade on the leg.

パリオリンピック公式Twitterより引用

フランス要素を詰め込んだPR

フランスの巨匠ドラクロワは1830年の7月革命の際、「民衆を導く自由の女神」という名の絵画を世に送り出し、ルーブル美術館に所蔵されるなど世界的に有名となっています。
ここで、フランス国旗を掲げて民衆の先頭に立つ女神”マリアンヌ”がかぶっているのが「フリジア帽」です。

ドラクロワの絵画「民衆を導く自由」

ドラクロワの絵画「民衆を導く自由」

パリオリンピック公式Twitterには、ある興味深いフリージュの紹介動画が投稿されました。
「民思惟を導く自由の女神」の絵画にズームインすると、マリアンヌの頭にあるフリジア帽に目と足などが生えてフリージュに変身するという内容です。

https://twitter.com/i/status/1592130389845639168

“オリンピックフリージュとパラリンピックフリージュはいつもトレーナーを着用している民族(=選手たち)の先頭に立っています。
小さなフリジア帽がスポーツを通した革命を先導し、我々をパリ2024に連れて行ってくれることは何にもまして喜ばしいことです!”

フランスの要素が詰まったPRも魅力的ですね。

さいごに

フランスらしさが詰め込まれて作りあげられたパリ2024のマスコットキャラクター、「フリージュ」。
本記事が、よりキャラクターを理解し、より大会を楽しむことのきっかけになれば幸いです。

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ゆい

FPMCフランススタッフ。
神戸大学文学部人文学科・社会学専修卒。
ヨーロッパ(フランス)への販路開拓営業やコンサルタント業、展示会通訳やアテンド業務に従事。
パリ在住2年目。兵庫県姫路市出身。

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