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みなさんは「RE2020」をご存じでしょうか。
フランス政府が2020年に定めた環境規制で、特に新規建築に関連した比較的厳格な規制となっています。
今回はこの規制についてお話ししつつ、フランス人の環境意識について考えていきたいと思います。
RE2020
2013年1月に施行された「RE2012」の断熱規制から環境規制に以降。
建物のエネルギー性能と快適性を継続的に向上させ、同時にCO2排出量を削減することを目的として発効された「RE2020」は以下の3つの柱を携えています。(*1)
1:新築建築物のエネルギー性能の向上と消費量の削減を継続する
2:建築段階から使用段階を含む建物のライフサイクルの全ての排出量を考慮し、新規建築物が気候に与える影響を低減する。
3:夏場の快適性を追求することで、将来の気候条件に適応した場所で人々が生活・労働を行えるようにする。
これに加え、建築コストの抑制やエネルギソリューションの段階的な変革なども目標とされています。
JETROによるトレンド調査
JETROによる欧州建築市場トレンド調査によると、建築材料や技術関連の展示会として有名なバティマットでは、多くの出展者がこの規制に適合したアイデアで来場者の関心を引いていたとのこと。(*2)
脱炭素化のソリューションアイデアで製作された木質コンクリートパネルで出展していたフランス企業、カーボン・キャプチャー・ビルディングスがとりわけ注目を集めていたようです。
それに加え、人手不足を解消する工法やデジタル技術にも注目が集まっていたことから、「脱炭素化」や「省人化」のソリューションを提案できるかが今後のカギとなりそうです。
まとめ
このように、フランスにおいて「環境への配慮」はもはや必須。
今回は建築業界における環境規制についてお話ししましたが、各業界あるいは日常生活においてもフランス人の「環境への配慮」は随所に見られます。
今回を第一弾とし、「フランス人たちの環境意識」について特集していきます!
*1:https://www.ecologie.gouv.fr/reglementation-environnementale-re2020
*2:https://www.jetro.go.jp/biz/areareports/2023/8dd03f12e614fa31.html
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